【東洋のガラパゴス】西表島への行き方と写真スポット17選
今回は沖縄県、八重山諸島にある「西表島:いりおもてじま」の絶景スポットをご案内します。
地方 | 沖縄県八重山諸島 |
住所 | 〒907-1434 沖縄県八重山郡竹富町南風見201 |
人口 | 約2,426人 |
面積 | 289.3 km² |
- 撮影場所:西表島
- 撮影時間:9:30~16:30
- 移動手段:レンタカー
石垣島旅行7日目は八重山諸島でも最大規模の「西表島」へ。
西表島について
大自然の象徴であるイリオモテヤマネコが生息し、沖縄県で沖縄本島に次ぎ2番目に大きな島である西表島は、 東京から約2100km、島の90%が亜熱帯の原生林に覆われ、面積289km2、 周囲130km2、年間平均気温24℃で亜熱帯海洋気候に属し、島全体が水瓶と評される雨の多い島です。
島内には県最大の河川である浦内川をはじめ、40を超える大小さまざまな川や、 落差県内一位を誇るピナイサーラの滝、神の座す滝として伝説の残るカンピレーの滝、 日本の滝百選に選定されたマリュドゥの滝などの豊かな自然環境があります。
イリオモテヤマネコ
イリオモテヤマネコやカンムリワシを始めとする多くの希少野生動植物や固有動植物種が生息・生育しています。
「生命のゆりかご・生物多様性の宝庫」として世界的な価値を有する稀有な島なんですよ。
西表島の散策ルート|1日で全てを回るのは不可能
画像出典:竹富町
八重山列島の中で最大級の島で、面積は石垣島より広いです。
しかし、実際には上記写真のようなラインをメインに映像を撮影していくことになります。
順番がチグハグに見えるかもですが、時間管理をしやすくするため、一旦奥地まで行ってから戻ってくる感じで行動しています。
深くジャングルに入り込むには、一般的にクルーズ船で川を巡るか、ツアーに参加してカヤックなどで滝を巡る必要があります。
西表島の奥地へ行くにはツアー参加が必須
とはいえ、ツアーやクルーズに参加すると、どうしても時間がかかることがネック。
どんなに短くても半日以上ツアーだけで時間を使ってしまうため、満遍なく撮影したい私としては非常に迷うところでした。
日程的に最低2日はほしいところでしたが、今回の旅日程的に1日でしか回れなかったのも後悔しました。
事前に西表島のツアーをいろいろとチェックしてみて、その時間も考慮して旅行計画を練るべきでした。
石垣島→西表島まで船で約1時間
西表島へ行くには石垣島から船に乗って約1時間ほどの時間がかかります。
そして西表島には、2箇所船が止まる港があります。
ひとつは西表島北にある「上原港」、東にある「大原港」です。
かなり大きい島なので、二箇所も港がありますが、どこから攻めるか結構迷いましたね。
上原港は船便が多く、大原港は船便が少ないが…
個人的にすごく疑問に思ったのは「上原港」の方が船便が多いにも関わらず、宿泊施設が少なくレンタカーもほぼないです。
対して「大原港」は船便が少ないにも関わらず宿泊施設やレンタカーの店舗も集中していること。
切実に上原港にもレンタカー屋を増やして欲しいと思いました。
私は前日にレンタカー(料金は6000~7000円くらい)を手配できたため、大原港からスタート。
西表島と石垣島は非常にレンタカーの手配がしにくいので、日程が決まってるなら早く予約した方がオススメ。
私が前日に予約できたのは、ただ運が良かっただけだと思います。
行くかは
大原港から白浜港まで車で約1時間
ちなみに「大原港」から車で行ける西表島の最西にある「白浜港」まで行くのに約1時間ほどの距離。
車移動でこのくらいの時間がかかると事前に認識しておくと便利です。
ちなみにバスも走ってますが、そこまで便の数は多くないので、ピンポイントで行きたい場所があるとき以外はちょっと使いにくいかも。。。
【水牛渡しの島】由布島:ゆぶじま
住所 | 〒907-0011 沖縄県石垣市八島町2丁目 |
営業時間 | 9:30~ |
駐車場 | あり 無料 |
往復水牛車&入園料 | 大人(中学生以上):2000円 小人:1000円 |
徒歩での入園料 | 大人(中学生以上):700円 小人:350円 |
ウェブサイト | https://yubujima.com/ |
西表島のツアーで有名な「由布島」。
ぜひ撮影しておきたい場所だったので、レンタカーで真っ先に向かいました。
大原港から車で約20分ほどの距離で近いです。
ここは水牛で渡る島で有名。
実際にはかなりの浅瀬なので歩いて行くことも可能。
とはいえ水牛は水のある場所でしか用を足さないため、この辺りの水辺は水牛の糞尿まみれみたいです。
往復で「2,000円」。
チケット売り場は由布島に渡った後に支払う形でした。(売り場を変更したらしい。)
島までは水牛で約10分ほどで行けます。
歩けば5分くらい。
約30分に一回水牛が出てますね。
時間に囚われることなく移動するなら、徒歩がオススメですが、私はサンダルを持ってないので水牛頼みです。
由布島内は散策路があり、その大半がヤシの木で覆われている。
まさに熱帯雨林のような小島。
動画で見る
じっくり滞在するなら1時間ほど、私は駆け足気味に30分程度で撮影を終え戻ってきました。
(正直かなりの早歩きで撮影して回りました。)
由布島の絶景スポットはこちらの記事をご覧ください。
ウ離島
由布島の少し北にある無人島です。
あんまり行くことはないと思いますが、せっかくなのでドローンで空撮しておきました。
大見謝ロードパーク:美しいマングローブ
駐車スペースも広く、下に降りるとマングローブの散策路と美しい海岸に出ることができます。
また展望台もあり、徒歩2分程度。
展望台
西表島から見た鳩間島
展望台から鳩間島もハッキリ見えますよ。
イリオモテヤマネコの銅像とマーレ川
非常に長い道路と奥地にはピナイサーラの滝がある場所。
ピナイサーラの滝
本当はツアーに参加して「ピナイサーラの滝」の滝までトレッキングしたかったですが、時間の関係で行くことができなかったです。
西表島は広さ的にも最低でも2日は時間をかけないと厳しいと思います。
うなりざき公園展望台
ここからドローンを飛ばしたかったが、通常の許可以外にもうなりざき公園の使用許可を記入する必要があります。
今思うと、無理してここでドローンを飛ばす意味はあったのかと思う・・・
内離島
白浜港
ここが西表島で車で行ける最も西端の場所になります。
ここから船に乗り、「船浮港」へ行きその集落巡りをする予定でした。
白浜港から「船浮港」へ渡ると、西表島で最も西の集落へアプローチできます。
船で約10分の距離になります。
しかしここで致命的なミス!?というか勘違いをしてしまう。
この時刻表は勘違いしました。
これが白浜と船浮の時刻表になるのが、左右の時間を勘違いしてました。
(あまりにも時間に追われていたため、写真もブレブレになってしまった笑)
というか白浜発の時間を左側にするのが普通じゃないの!?
私の中では、12時50分に白浜港を出て、約10分で船浮集落に到着。
そこから約20分、ダッシュで船浮集落を撮影して、すぐに船に乗り帰ってくる。
というのが事前の計画でした。
しかし、時間になってもいつまでたっても船が来ないのでおかしいと思い、よく見たら船便発の時間が左右逆に気づいたわけです。
こうなると約1時間30分は船浮集落に滞在することになります。
今回1日で西表島を巡り、さらに大原港まで帰ってくる時間を考えるとこの場所だけでそんなに時間を使うわけにはいかない。
というかここで船に乗ってしまうとあとは大原港に帰るだけしかやることがなくなってしまう。
死ぬほどこの集落の撮影をしたかったですが、あえなく断念することにした。
本当に残念でした。
船浮港
せめてもとドローンを飛ばして、遠目に船浮集落を撮影しておきました。
できればこの集落直接歩いてみたかった・・・
祖納集落:そないしゅうらく
白浜港を13時頃出発して、今度は折り返して大原港へ戻ることに。
早めに最西端での撮影を終え、戻りながら撮影していく形。
祖納集落を撮影しておいたが、上原港などその辺りもしっかり撮影したかったです。
まるまぼんさん岩
星砂の浜
浦内橋と浦内川
こちらも西表島では有名な川になります。
ドローンで少し空撮した程度でしたが、ここからも船が出ており、マリユドゥの滝などを巡ることができます。
ここも時間に余裕があればぜひ奥地まで行きたかった場所です。
船と徒歩で奥地にある滝まで行くことができます。
往復2~3時間くらいはかかりそう。
仲間川
途中何カ所か絶景を見かけたら車を停めて撮影はしたが、一気に大原港付近まで戻って来ました。
西表島最大の仲間川があります。
ここからももちろんクルーズ船が出ています。
大原港付近だけで完結して観光するならぜひ乗りたいところですね。
仲間川展望台
忘勿石+南風見田の浜
忘勿石は西表島でも最南端の海岸線になります。
ここら辺は時間が余れば行くつもりでしたが、浮船集落へ行くことができなかったので、少し時間に余裕があったので、行くことができました。
西表島は広い上、大原港から南側に来る人はあまりいないので、この絶景を独り占めできる感じだ。
大原港周辺の集落
最後にレンタカーを返却して帰りの船まで少し時間があったので、港周辺を散策。
上の写真では少しわかりにくいが、右側に信号機があります。
思えば、レンタカーで車を運転してきましたが、西表島にはこの大原港に入る交差点くらいにしか信号がなかったと思います。
また西表島ではイリオモテヤマネコ保護のため、広い道路でも速度を出して運転することが禁止されてます。
大原港の最終便は17時10分
これもまた大原港への不満だが、なぜレンタカーを借りることができる大原港の最終便が17時10分までなのだろう。(上原港は17時50分が最終。)
夏は日の入りが19時30分頃なので、まだまだ晴天の中撮影ができるのに、この時間で帰ることしかできないのは正直悔しかったです。
西表島での後悔と反省
途中で何度も書きましたが、1日で周りきるにはとにかく時間が足りなかったです。
一通り車で島を巡り、かつツアーに参加するなら間違いなく2日以上は必要です。
私自身、大原港から白浜港までと一応車で行ける場所を端から端まで回りましたが、
「西表島の表面をなぞっただけ」というのが西表島での私の体感です。
西表島で自然を満喫するなら、やはりツアーに参加してカヤックに乗ったり、奥地にある滝巡りをしないとあまり来た意味がないと感じられました。
(ツアーを使わないと確実に迷いそう。)
また船浮集落に行くことができなかったのも本当に残念。
今回7泊8日の石垣島旅行でしたが、様々な離島を巡ることを考えると西表島に2日時間を費やすことは厳しかったです。(竹富島に時間をかけすぎたのもよくなかった)
あとは鳩間島へも行きたかったです。
今回痛感したのは、7泊8日の日程だと満足いく撮影を含めて八重山諸島を回るのは厳しいこと。
西表島は不完全燃焼、鳩間島や新城島には行くことすらできなかった。
「撮影ではなく、ただ全ての島に行く!」を目標にするのであれば、可能でしょうが・・・
鳩間島は、西表島上原港から行くことができる
鳩間島も厄介なことに船便が非常に少ないです。
鳩間島そのものは竹富島よりもさらに一回り小さい島で、おそらく私のスタイルでも1~2時間程度で撮影はできそうな感じ。
しかし、船便の都合でほぼ丸一日を鳩間島に費やす必要があるというのが辛いところでした。
鳩間島でも数カ所ドローンの許可撮りをしていたが、残念ながら立ち寄ることができなかったのも本当に残念でした。
結局、与那国島へ向かう道中、上空から鳩間島を見ることができただけでした。
遠くに鳩間島が見えている。