【二条公園の魔所】鵺池と鵺大明神を訪ねて(京都上京区)
今回は京都上京区の二条公園内にある鵺大明神のご案内です。
住所 | 〒602-8155 京都府京都市 上京区主税町910−40−964 |
営業時間 | 24時間 |
駐車場 | 周辺に有料駐車場あり |
費用 | 無料 |
トイレ | あり |
ウェブサイト | https://goo.gl/maps/di9b74LP28TaxKcd6 |
この当地は平安時代末期、近衛天皇(在位二四一~二五五)がしばしば皇居としたと伝わる藤原忠通(近衛天皇妃の養父)の屋敷跡で、「四条内裏」または「四条東洞院内理」と言われた。
この邸内にあった鎮守の社あまてらすおおかみが神明神社で、天照大神を祭神とし、創建年代は明らかでないが、平安時代から今日まで人々の崇拝の社となっている。
社伝によると、近衛天皇の時代、頭は猿、尾は蛇、手足は虎の「鶴」という怪鳥が毎夜、空に現れ都を騒がせた。
弓の名手であったという源頼政は退治の命を受け、神明神社に祈願をこめた後、見事に鶏を退治した。
この時使われた弓矢の「やじり」 二本が当社の宝物として伝わっており、今でも祭礼の時に飾られる。
当社が厄除け・火除けの神と言われるゆえんである。
その後、天台宗の護国山立願寺円光院という寺によって管理されていたが、明治初期の神仏分離令によって神社だけが残され、それ以来、神明町が管理を行っている。
榎の大木があったので「榎神明(えのきしんめい)」とも言われた。
また、当社には豊園小学校内(現在の洛央小学校)に祀られていた文子天満宮(菅原道真を祀る)の祭神戦後合祀されている。
京都駅から北へ25分の距離です。
二条城周辺は1日900~1000円打ち止めの駐車場が相場みたいですね。
二条公園
東家
二条公園の中央にある「東家」です。
鵺池と繋がっております。
鵺池と伝説
二条公園の北側には池という小さな池がありました。
傍らには不鮮明ですが池碑と書かれた石碑があり、さらにその北側には大明神の祠があり、 そこには新しく復元されたっています。
平安時代、 二条公園を含む付近一帯は、天皇の住まいである内裏や、 現在の国会議事堂に当たる大極殿を正殿とする朝堂院、そして今の内閣に相当する太政官など、国家政治の中心となる官庁街でした。
『平家物語』 巻4によると、 院政期とも呼ばれる平安時代後期、 深夜、 天皇の住まいである内裏に怪しい鳥の鳴き声がし 近衛天皇が非常に怯えられた。
そこで弓の名手である源頼政が射落とした怪鳥が「鵺(ぬえ)」であり、そのときに血の着いた鏃(やじり)を洗ったのが、この鵺池と伝えられています。
鵺大明神
京都の魔所巡りはこちらの記事をご覧ください。