【京都のディープスポット】平安宮宴松原跡を訪ねて
今回は京都の魔所でありちょっとディープな平安宮宴松原跡のご案内です。
住所 | 〒602-8359 京都府京都市 上京区出水通六軒町東入七番町327 |
営業時間 | 24時間 |
駐車場 | なし |
費用 | 無料 |
ウェブサイト | ー |
平安宮宴松原跡の看板より
平安宮中央部西寄り、 豊楽院の北側にあった広場で、 「縁の松原」とも記され、 南北約430m、 東西約250mの広がりをもち、この説明板はその東端近くにあたる。
その名称から宴の場として用いられたことが考えられますが、その事実を示す記録はないのです。
また平安宮この南北中心線を挟んで東側の内裏と対称の位置にあることから、天皇の代替わりに当たって内裏を建て替えるための予備の空間として用意されたという説があります。
しかしながら、 天長6年 (829) 宴の松原南東部に密教の加持祈祷を行う真言院が設けられたものの、 平安時代を通じて大規模な施設が造営されることはなかった。
むしろ『大鏡』や『今昔物語集』などの文学作品には、 仁和3年(887)8月に松の樹下で女性が鬼に殺害されたという話や、若き日の藤原道隆 (953~995) が、 弟の道長と今夜に競った肝試しで、 右衛門陣から豊楽院へ行く途中、宴の松原あたりで聞こえてくる声に怯えて一目散に逃げ帰ったなどのエピソードが収められている。
この区域では、これまでに広い面積の発掘調査が実施されていないこともあり、 遺跡の詳細は明らかではないが、 丸太町通や六軒町通、 七本松通沿いの調査では、地表から60~70cmの深さで、 平安時代の整地層が見つかっている。
出土遺物も多くないことから、記録のとおり平安宮内に広大な空き地が広がっていた状況が想像できる。
京都駅から約30分の距離です。
専用の駐車場はありません。
この付近でどのエリアを散策するかで、駐車場を探すとよいでしょう。
平安宮宴松原跡
Googleストリートビュー
本当に普通の路地にポツンとあります。
上記ストリートビューを参考にしてくださいね。
玉蔵院
すぐそばにある玉蔵院です。
平安宮 采女町跡
本当に普通のとおりにあります。
京都の魔所巡りはこちらの記事をご覧ください。