【大原エリア8選】秋に行きたい京都の紅葉絶景(三千院~勝林院~寂光院)
こんにちは。日本へようこそ!
今回は京都の紅葉絶景、大原エリア編ということで三千院を中心に絶景スポットを紹介していきます。
上記動画は目次をクリックすると該当部分の場所の動画を見ることができます。
住所 | 〒601-1242 京都市左京区大原来迎院町81-2 |
駐車場 | 複数あり:相場は1日500円程度 |
費用 | 各寺院で拝観料あり |
ウェブサイト | https://kyoto-ohara-kankouhosyoukai.net/ |
大原エリアの散策時間は?|半日は必要
三千院を中心とした大原エリアの散策時間はちょうど半日ほどでした。
この記事の添付動画は早朝~午前中いっぱい時間をかけて撮影したものになります。
三千院を中心としたエリアだけならもっと短い時間で散策できますが、少し離れた「寂光院」も行くと、+1時間は必要
三千院(大原エリア)は京都の中心街から少し北にはずれたエリアになります。
京都駅から約1時間、料金は870円ほどかかります。
有料の駐車場がたくさんあるので、特に困ることはありません。
料金は500円(1日)が相場です。
三千院だけでなく、寂光院まで歩いて行くなら中央の駐車場がオススメです。
三千院のみなら近くに駐車場がありますよ。
住所 | 〒601-1242 京都府京都市左京区大原来迎院町540 |
営業時間 | 9時00分~17時00分 |
費用 | 一般 700円(団体30名以上600円) 中学生・高校生 400円 |
ウェブサイト | http://www.sanzenin.or.jp/guide/index.html |
三千院の概要
- 創設: 三千院は、延暦年間(782‐806)に最澄が比叡山東塔南谷で創設。最初の建物は山梨の大木の下に構えられました。
- 宮門跡: 最澄から慈覚大師円仁に引き継がれ、最雲法親王の入室を経て、平安後期以降、皇子や皇族が住持となる宮門跡とされました。
- 移転と名称変更: 時間とともに、火災や応仁の乱などにより比叡山から近江坂本、洛中に移転。移転の度に「円融房」、「梨本坊」、「梨本門跡」、「梶井宮」などと名称も変わってきました。
- 「三千院」の名: 明治4年、法親王還俗に伴い、霊元天皇の勅額から「三千院」の名がつけられました。
- 現在地への移転: 明治維新後に現在の地、大原に移転。現在も「三千院」として、1200年以上にわたる歴史を持ち続けています。
京都大原エリアで一番有名な場所が三千院になります。
この庭園、本当に綺麗だね。
三千院には可愛らしいお地蔵さんがたくさんいるんですよ。
住所 | 〒601-1241京都府 京都市左京区大原勝林院町187 |
営業時間 | 9時00分~16時30分 |
費用 | |
ウェブサイト | https://www.shourinin.com/ |
- 創建の背景:
- 創建年: 長和2年(1013年)
- 創建者: 寂源
- 目的: 声明による念仏修行の道場として設立されました。
- 僧侶の学び舎:
- 約90年後に勝林院とは別に「来迎院」が創建されます。
- 勝林院と来迎院は、僧坊を持ち、多くの僧侶が声明の学びと修行の場として利用しました。
- これらの寺院群は「魚山大原寺」と総称されるようになりました。
- 再建と現在の本堂:
- 何度も火災や水害に見舞われながらも、都度再建されてきました。
- 現在の本堂は安永7年(1778年)に再建されたものです。
- 建築スタイル: 幅七間、奥行六間、総欅(けやき)造り。屋根は杮(こけら)葺き。
- 彫刻: 欄間や蛙股(かえるまた)に彫り込まれた立体的な彫刻は、当時の高度な木彫技術を示しています。
勝林院本堂はその歴史と共に多くの僧侶たちの学び舎として、また高度な彫刻技術と建築美を持つ寺院として現在も多くの人々に親しまれています。
その建築技術は、現在も多くの人々を引き寄せ、歴史的な価値を伝えています。
住所 | 〒601-1241 京都府 京都市左京区大原勝林院町187 |
営業時間 | 9時00分~17時00分 |
費用 | 大人:800円 中・高:700円 小:600円 |
ウェブサイト | http://www.hosenin.net/ |
絶景の庭園を眺めながらお茶をいただけます。
入場券にお茶券がついているんですよ。
住所 | 〒601-1242 京都府 京都市左京区大原来迎院町537 |
営業時間 | 9:00~17:00(年中無休) |
費用 | 大人:400円 団体:360円 |
ウェブサイト | https://kyoto-ohara-kankouhosyoukai.net/detail/5561/ |
音無の滝|三千院から徒歩30分
住所 | 〒601-1242 京都府 京都市左京区大原勝林院町 |
営業時間 | 24時間 |
費用 | 無料 |
ウェブサイト | ー |
聖応大師良忍上人は、 来迎院を建立して天台声明(しょうみょう、仏教の儀式音楽)や融通念仏宗を興された高僧でした。
その上人が、この滝に向って声明の修業をしていると滝の音と声明の声が和してついには滝の音が聞えなくなったという故事からこの名があります。
Googleマップ
三千院から約30分ほど山の中を歩きます。
住所 | 〒601-1248 京都府 京都市左京区大原草生町676−676 |
営業時間 | 9時00分~17時00分 |
費用 | 大人600円 高校生600円 中学生350円 小学生100円 |
ウェブサイト | https://www.jakkoin.jp/ |
三千院エリアから寂光院まで結構歩くことになります。
三千院から1.7km・約30分の道のり
三千院から約30分の距離です。
住所 | 〒601-1248 京都府 京都市左京区大原草生町676−676 |
営業時間 | 9時00分~17時00分 |
費用 | 大人600円 高校生600円 中学生350円 小学生100円 |
ウェブサイト | https://www.jakkoin.jp/ |
1. 創立と背景
- 創立: 推古2年(594年)
- 創立者: 聖徳太子
- 目的: 父、用明天皇の菩提を弔う
- 初代住持: 玉照(たまてるひめ)で、日本仏教最初の三比丘尼の一人
2. 歴史的変遷
- 初の本尊: 六万体地蔵尊(聖徳太子御作とされるが現存せず)
- 鎌倉時代制作の旧本尊は平成12年(2000年)の火災で焼損、その後修復され現在は収蔵庫に安置
- 現在の本尊: 地蔵菩薩像(美術院による模刻)
3. 住持の歴史
- 第2代住持: 阿波内侍(あわのないし)、後に証道比丘尼と称し、阿波内侍入寺: 永万元年(1165年)
- 第3代住持: 建礼門院(平清盛の娘、安徳天皇の母)、入寺: 文治元年(1185年)、法名: 真如覚比丘尼
4. 建築・構造
- 本堂の内陣や柱は飛鳥・藤原様式と平家物語当時の様式を残し伝えていた
- 外陣は慶長8年(1603年)に豊臣秀頼が片桐且元を工事奉行として修理させた桃山様式であった
- 江戸時代初頭、豊臣秀頼、淀君、徳川家康らが再興を支援
- 現在の本堂は復元されたもの
5. 庭園とその風情
- 心字池を中心に、千年の姫小松や汀の桜、苔むした石などが風情を醸し出している
- 姫小松は『平家物語』にも記述があり、建礼門院や後白河法皇のエピソードに登場
寂光院は聖徳太子の創立から現在まで、多くの歴史や文化、そして美しい自然と共にその姿を残しています。
過去の火災にもめげず、多くの支援と修復を経て、現在も人々にその歴史を伝えています。
歴代の住持には高貴な家系の女性が多く、特に建礼門院が安徳天皇の菩提を弔いながら過ごした場としても知られています。
また、美しい庭園や歴史的な建築様式も見どころの一つです。