【2023年】旅系YouTuberにおすすめのカメラとレンズ周辺機材まとめ
この記事では異世界ひとり旅のYouTube動画の撮影に使用しているカメラ機材を紹介しております。
少しクセのあるラインナップではありますが、参考になれば幸いです。
異世界ひとり旅のYouTubeチャンネルをはじめる上で「8K撮影」できるカメラ機材を導入したいと考え、ちょうど発売したものがCanon R5でした。
その後、SONYやNikonなど各社からも8K撮影できるミラーレスが発売してますが、約3年ほど使ってますのでかなり愛着があります。
一応良いところと悪い所を書いておきます。
Canon R5の映像作例
実際の映像作例になります。
良い点
- カメラの大きさがちょうどよい
- モニターの大きさが見やすい
- 熱に強い
- 電池持ちがいい
- ファームウェアでブレが改善されている
Canon R5のカメラの大きさとモニターの大きさはちょうどいいと思います。
今人気のSONYαシリーズは他社と比較してコンパクトさが売りですが、正直モニターが小さすぎることが欠点です。
多くの映像クリエイターは、業務レベルで使う場合、三脚+サブモニターで運用していると思います。
しかし私のような「ジンバル+歩き撮りの場合」、モニターでどんな映像が撮影できているのかよりハッキリと確認できた方がいいです。
確かにカメラサイズが大きい分、肉体への負担は大きくなりますが、その分体力で補うことができました。
炎天下、石垣島で1週間歩き撮りをした時でも、体力的に撮影できましたので、カメラ重量が重すぎるというほどではないという印象です。
石垣島 1週間の撮影にも耐えた熱耐性
またCanonのカメラは熱に強いです。
真夏の石垣島1週間旅行でも最後まで撮影しきることができましたので、本当に凄いと思いました。
逆にSONY機のミラーレスは小型コンパクトでブレ補正も優秀ですが果たして真夏に私のような長時間撮影に耐えられるかというと若干の不安が残ります。
悪い点
- カメラ本体の手ぶれ補正が使い物にならない
とりあえずこの一点ですね。
CanonRシリーズには「動画電子IS」なる手ぶれ補正機能がありますが、ハッキリ言ってこの手ぶれ補正をジンバル撮影で使うと逆に変なブレが入ってしまいます。
(ガクッガクッというような急なブレです。)
私は「レンズのスタビライザーはオン+カメラ本体の手ぶれ補正をオフ」にして撮影してますが、これがこのカメラの現状のベストだと思ってます。
動画専用機である「Canon R5C」に手ぶれ補正機能がないのはそういうことがわかっているためだと。
今なら「Canon R5C」を買うかなと思ってます。
ただCanonはファームウェアを定期的に行っており、ファームウェアで元のブレ補正がよくなってる感じがします。
できればSONYやパナソニックのような強力なブレ補正が加わることを願ってます。
ジンバル歩きで風景撮影するなら、「広角ズームレンズ」が最適です。
YouTubeを始めた当初、「24-70mm」の標準ズームレンズを使ってましたが、ズームするとどうしても重さのバランスで滑らかな映像を撮影することが困難になってしまいます。
最近では1回の撮影で3時間程度歩き回ることも当たり前になってますので、常に安定した映像を撮影するためには、「広角ズームレンズ」が最適解と言えます。
屋外メインで動画撮影を行う場合、シャッタースピードがどうしても速くなりすぎてしまいます。
セオリー通りであるならば、30fpsで撮影する場合、シャッタースピード1/60が基本となります。
そのため、NDフィルターは必須となります。
晴天時では、概ねND8~32の間で都度リングを調整しながら撮影しております。
また超広角側20mm以上では、NDフィルターの悪影響が多少出てしまうのが欠点です。
ジンバルの使用遍歴は
- DJI RONIN-S
- DJI RS2
- DJI RS3
と初代Roninから使っております。
ざっくりした所感ですが、初代は重すぎる。
RS2で一気に軽くなった上、ジンバルによる映像の安定性が一気に増したと思います。
またDJI RS3は本当に使いやすいです。
(初代のRoninは購入したものの、まだ撮影には不慣れ&あまりの重さに挫折してほとんど使うこともしなかったです。)
電源のオンオフで自動ロックしてくれるので、撮影しない場所での移動が本当に楽になりました。
ブレない映像を撮影するなら両手持ちは必須
またブレ補正に関しても、「DJI RS2」の方がモーターのパワーこそ強いものの、なぜか「RS3」の方が滑らかな映像を撮影できてる「感じ」がします。
「感じ」というのは、あくまで体感での微差ですが、個人的に「CanonR5+RF14-35」のカメラそのものの重さと「DJI RS3のパワー」バランスがちょうどいいのかなと思ってます。
様々なカメラを載せてみましたが、ジンバルそのものパワーとカメラの重さの釣り合いは何気にかなり重要だと思っています。
DJIの各ジンバルには許容できる重量が記載されてますが、ジンバルのパワーに対してカメラが重すぎるのはよくないと思うのは当然ですが、カメラが軽すぎてもよくありません。
多くのカメラ系・ガジェット系のYouTuberさんがVlogで使うカメラはとにかく軽ければ正義!と声高に言ってますが、正直考えが浅いと思ってます。
またあまり使わなくなってしまった「DJI RS2」ですが、レンズを「中望遠であるRF24-70mm」で撮影する場合、こちらに切り替えて使ってます。
モーターのパワーは断然「RS2」の方が強いので、中望遠を使う場合は明らかに使いやすいです。
また広角ズームから中望遠のレンズ切り替えに伴う、ジンバルのバランス調整を再度行うことが面倒なのも理由のひとつですね。
Canonに限りませんが、ハイアマチュアモデルのカメラになると通常のSDカードではなくCFエクスプレスカードになります。
325GBで8K30fpsで約1時間25分の動画を撮影することができます。
厄介なのはそのお値段でこのカード1枚で6万円ほどします。
カメラを購入当初、SDカードを追加で買わねばと思いましたが、CFエクスプレスカードではいけないことを知り、またその価格にびっくりしました。
ただでさえ、R5やレンズの購入においてかなりの費用がかかりましたので、周辺備品にまでまさかここまで費用がかかるとは思いませんでした。
さらに悪いことにCFエクスプレスカードをパソコンなどに取り込むために、それ専用のカードリーダーが必要です。
この価格がまた1万円ほどしますので、ため息をつきながら購入しました。
ただ高いだけあって、取り込む速度がかなり速いと思いました。
旅先でデータを取り込むために必須なSSD。
ポータブルSSDはバッファローなど各社購入して試してみましたが、サンディスクがオススメです。
理由はタイプCでデータの転送が断然速いこと。
バッファローなどの方が価格は断然安いのですが、データの取り込み速度が段違いに遅いんですよね。
なんだかんだで4枚所有しており、これだけでも10万円以上になってしまいました。
先ほど紹介したサンディスクポータブルSSDやCFエクスプレスのカードリーダーをパソコンと接続するためのケーブルです。
どちらも付属のケーブルがありますが、正直この「Spigen Thunderbolt 4 対応 USB4 ケーブル」を使った方が断然転送速度が速くなりましたのでかなり衝撃でした。
価格3000円ほど、縁の下の力持ち的な存在ですが、間違いなく買って良かったです。
最近ではあまり使う機会はなくなりましたが、いざという時のサブカメラとして常に荷物に入れております。
まあ小さくて軽いですしね。
私のように8K撮影にこだわりがなければ、旅カメラとしてはこれで充分だと思います。
カメラがコンパクトがゆえ、自然な歩行ブレにはなりますが、地上でもドローンのように滑らかな映像にするにはそれなりにカメラの重さも重要です。
そのため滑らかかつ高画質で映像撮影するなら、重くてキツくても断然ミラーレス+ジンバル撮影がおすすめです。
YouTubeを始めた初期は、中山道約10キロ、山の辺の道約15キロをジンバル+ミラーレスで歩ききる体力がありませんでした。
しかし、様々なロケーションで撮影を繰り返す中で、長時間の撮影かつ長時間歩行でも撮影できる体力と集中力ができたので、DJI Pocket 2の出番はほとんどなくなってしまったわけです。
ただ撮影初心者や簡単なVlog撮影をしたい場合は、費用も肉体への負担も低いので、まずはこのカメラで歩き撮りに慣れると言う点ではオススメです。
ただそのままDJIポケット2を使うと、モニターが小さすぎる&カメラが軽すぎてブレやすくなります。
オススメは専用の延長ロッドを使って重さを加えることでより滑らかに撮影できるようカスタムすることです。
セッティング方法は、別メディアで解説しておりますので、こちらの記事をご覧ください。
DJI ポケット2の映像作例
撮影において靴にもこだわりを持ってます。
当初はnew balanceのスニーカーで撮影しておりました。
もちろんそれでも良いのですが、よりクッション性の高いシューズを選んだ方が歩行時の振動を吸収できるのでは?と思いました。
また数日間歩き倒す場合もありますので、小さな疲労やダメージが蓄積していきます。
そのため「Hondai8」というクッション性の高い靴を選びました。
価格はちょっと高いですが、靴底も厚くクッション性も高いのでオススメです。
ただ靴の幅が広めで雨で滑りやすいので、階段では少し注意が必要な場合もあります。
靴紐もかなり重要です。
長時間歩くと、靴擦れを起こすリスクが高くなりますが、この結ばなくてもいい靴紐が通常の靴紐と比べてゴムによる伸縮性があるため、つま先から足の甲まで等しくテンションがかかります。
そのため、靴がよりフィットするため靴の中で足がズレることがほとんどなくなります。
スニーカーのみだった場合、ひどい靴擦れに悩まされましたが、この靴紐に替えてからは一度も靴連れをしておりません。
また