「秘境の力場へ」女人高野・室生寺の深遠なる魅力を探る! – 宇陀市の歴史的秘宝に迫る!(アクセス・御朱印・駐車場)
hodaka
さあ、奈良県宇陀市の静寂に包まれた神秘の地、室生寺へと足を運びましょう
この地は「女人高野」とも称され、古来より珍しく女性の参拝も許された修行の地です。
ここはただの観光地ではなく、歴史と伝統が息づく、まさにパワースポットと呼ぶにふさわしい場所。
一歩その境内に足を踏み入れれば、あなたもその特別な空気に包まれ、心の中に静寂と安らぎを感じることでしょう。
緑豊かな自然、由緒ある建築物、そして重要な文化財が点在する室生寺は、その美しい風景とともに、私たちを遠い昔へと誘います。
かつてこの地を訪れ、祈りや修行を積み重ねてきた多くの人々の歴史が、今もなお厚く残っています。
この記事を通じて、室生寺の深い歴史と神秘に迫り、その魅力を余すことなくお伝えしていきます。
アクセス方法から御朱印、駐車場の情報まで、室生寺訪問のすべてをガイドいたします。
目次
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女人高野 室生寺(にょにんこうやむろうじ)
住所 | 〒633-0421 奈良県宇陀市室生78 |
営業時間 | 8時30分~17時00分 |
駐車場 | あり:街に複数の有料駐車場あり(500円) |
費用 | 大人:600円 子供:400円 |
ウェブサイト | http://www.murouji.or.jp/ |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/9FZu4V1yeU5Tzcjt8 |
室生寺の創建についての歴史
- 奈良時代(680年):
- 室生寺の建立は、『山縁起』によれば、奈良時代の白鳳9年(680年)に役小角によって始められました。彼は天武天皇の勅命により、寺を建てたとされています。
- 平安初期(782年 – 806年):
- 『一年分度者奏状』によると、桓武天皇が皇太子であった時期に病に倒れ、室生山中での延寿祈祷により快復。
- これが縁で、平安初期の延暦年間に興福寺(法相宗)の高僧・賢璟とその弟子修圓が天皇の勅命で寺を再建したと伝わっています。
- 承和2年(835年):
- 真言宗の祖・弘法大師空海は、『御遺告』において、唐の師・恵果から授かった平和と願いをかなえる如意宝珠を室生山での修行中に託し、善如龍王の棲む精進峰に納めたと記しています。
室生寺 ①
— まこ 社寺めぐり (@zw5150) March 7, 2023
奈良時代末、興福寺の賢璟が創建。現在の伽藍を整えたのは弟子の修円と伝わる
その後、江戸時代に桂昌院の庇護を受け再興。現在は真言宗室生寺派の大本山です
境内には金堂・檜皮葺きの本堂・五重塔(すべて国宝)が配され、釈迦如来立像(国宝)など数多くの仏像が祀られる🙏#御朱印#奈良 pic.twitter.com/8o7dB5oJC0
奈良交通バス「室生口大野駅」~「室生寺前」
室生寺前バス停下車、徒歩約5分
約14分の距離です。
駐車場料金は1日500円が相場です。
室生のノスタルジックな街並み
室生川の太鼓橋と表門
茶店や旅館が並ぶ門前を通り抜けると、室生川の透き通った流れの上に、朱色で塗られたアーチ橋が架けられています。
「太鼓橋」と名付けられた橋を渡れると、室生寺の境内に到着します。
受付所と料金
個人 | 団体 | |
---|---|---|
大人 | 600円 | 500円 |
子供 | 400円 | 300円 |
入山料はこちらで支払います。
本坊と表書院
慶雲殿
室生寺 仁王門
鎧坂
室生寺金堂
金堂
- 国宝
- 時代: 平安時代初期
- 建築:
- 単層寄棟造り、正面・側面ともに五間
- 屋根は柿葺き
- 主要な彫像:
- 釈迦如来立像
- 木造、高さ234.8cm
- 平安時代初期
- 榧の一木造り、均整のとれた堂々とした姿
- 衣は朱色で流れるような独特の衣紋、漣波式と呼ばれる
- 光背には華やかな繧繝彩色、印相が同じ七仏坐像、宝相華、唐草文が描かれている
- 薬師如来立像
- 重要文化財
- 平安時代初期
- 文殊菩薩立像
- 重要文化財
- 平安時代初期
- 十二神将立像
- 重要文化財
- 鎌倉時代
- 釈迦如来立像
- 配置:
- 内陣には中央に釈迦如来、右に薬師如来、左に文殊菩薩の三尊が並ぶ。
- その手前には、薬師如来の従者である十二神将立像のうち、子神・丑神・午神・申神・戌神・亥神の六体が安置。
天神社
室生寺弥勒堂
- 時代: 鎌倉時代
- 重要文化財。
- 三間四方の柿葺きの堂で、修圓が興福寺に創設した伝法院を引き継いでいる。
- 奈良時代末から平安時代初期に制作された弥勒菩薩立像が須弥壇中央の厨子に安置。
- 昭和28年(1953年)の修理時に、宝篋印塔型の木製小塔(籾塔)が多数発見された。
桂昌院塔
室生寺本堂(灌頂堂)
- 本堂(灌頂堂)
- 時代: 鎌倉時代
- 国宝として知られる。
- 本尊である如意輪観音菩薩像が安置され、”悉知院”の扁額が掛けられている。
- 延慶元年(1308年)に建立。
- 内陣と外陣は板扉で区切ることができる。
- 和様と大仏様を融合させた建築様式を持つ。
- 本尊 如意輪観音菩薩像
- 時代: 平安時代
- 重要文化財。
- 木造で高さは78.7cm。穏やかな作風を持ち、灌頂堂内陣の厨子に安置されている。
- 観心寺(大阪府)、神咒寺(兵庫県)と並ぶ日本三如意輪の一つ。
室生寺五重塔
五重塔の特徴
- 国宝
- 時代: 平安時代初期(約800年頃)
- 特徴:
- 総高: 16.1メートル – 五重塔としては国内最小。
- 屋根: 勾配が緩く、軒の出が深い檜皮葺きで、朱塗りの柱と白壁が対照的。
- 相輪(塔頂上の装飾): 九輪上の普通は水煙が置かれる部分に水瓶が載せられ、風鐸が吊り巡らされた天蓋がある。一般的ではない、珍しい塔で知られる。
- 歴史:
- 室生山中で最も古い建物。
- 平成10年(1998年)の台風で大きな損傷を受けたが、2年後に修復された。
室生寺五重塔を動画で見る
織田信雄の墓
奥の院へと続く道
奥之院に続く長い階段
室生寺奥之院
奥之院 御影堂(大師堂)
- 奥之院 御影堂
- 時代: 鎌倉時代
- 重要文化財。
- 五重塔から奥へ進み、杉木立を抜けた先の険しい石段を上ると存在。
- 舞台造りの位牌堂と、弘法大師像が安置されている。
- 厚板段葺きの単層宝形造りで、頂上には石造りの露盤が置かれている。
奥の院を動画で見る
動画で見る室生寺
近くに室生山上公園芸術の森も合わせておすすめですよ。
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